修繕積立基金
- 正行 宮原
- 2024年10月19日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年12月22日
Q 修繕積立金と修繕積立基金との違いは?
A
修繕積立金は毎月納めますが、修繕積立基金はマンションの分譲時に各区分所有者が一括で修繕積立金の複数ヶ月分を管理組合に納めます。
経理区分としては、管理費ではなく修繕積立金会計に区分され、その使途は特に修繕積立金と同じです。
一般的には第1回目の大規模修繕の工事費に充当されるため、分譲時から第1回目の大規模修繕の時までは、修繕積立金が安く抑えられていることがい多いです。
<ポイント>
大規模修繕計画における収支計画表の1年目に、「一時金」「一時積立金」などの名目でまとまったお金があればそれが修繕積立基金です。

マンション標準管理規約(単棟型)コメント第28条関係
<コメント第28条関係に以下が記されています。>
① 対象物件の経済的価値を適正に維持するためには、一定期間ごとに行う計画的な維持修繕工事が重要であるので、修繕積立金を必ず積み立てることとしたものである。
② 分譲会社が分譲時において将来の計画修繕に要する経費に充当していくため、一括して購入者より修繕積立基金として徴収している場合や、修繕時に、既存の修繕積立金の額が修繕費用に不足すること等から、一時負担金が区分所有者から徴収される場合があるが、これらについても修繕積立金として積み立てられ、区分経理されるべきものである。
Comments